Windows Mobile用かな漢字変換FSKARENの不満点

あやちさんのところの『こばこのひみつ』(「富士ソフトのFSKARENを実際に使ってみると」2008/09/05、http://ayati.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/fskaren-ea76.html)などを参考にして、小生のEMONSTER富士ソフトのFSKAREN for Windows Mobileを購入して導入した。
軽快に動くし、私が使う範囲では仮名漢字変換も十分実用になるうえ、必要メモリーも比較的小さいようなので、合格点と言えるように思う。

しかし、使っているうちに、気になる点や、不便な点も3つほど出てきた。以下は、あやちさんのところの上記のブログにコメントとして書き込んだことのコピーだが、

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1) ひらがなにならないと変換しない。
変換テーブルやアルゴリズムが、見出しをひらがなで引くようになっているみたいですね。ローマ字の最初の子音字のアルファベットまでしか入力していない段階では、予測変換が正しく機能しません。
たとえば「東京」と変換したくても、「t」や「とうk」「とうky」と入力中は、正しく変換候補が表示されません。
この前まで使っていたATOK for Pocket PCでは、上記の途中入力段階でも候補を表示していたように思います。この辺は、後者の方が使い勝手が良いと思います。少ない打鍵数で変換可能なので。

2) 連携予測変換が弱いみたい。
文節確定後、次に続くと思われる候補がある程度適切に表示される場合もありますが、ほとんど役に立たないことも多々ありました。辞書が弱いのかな。ATOKなどではもっと賢いのでしょうかね(新しい携帯版などのATOKをちゃんと使ったことがないので分かりませんが、きっとそうなのでしょうね)。

3) 連携予測変換をオンにしたままで半角入力に切り替えると、予測候補窓が表示されたまま残り、次に全角入力に切り替えると、カーソルが前回全角入力したところに飛んで(戻って)しまう。
現在PQzIIを導入して、「文字/記号」キーで全角(あ)/半角(A)入力のトグル切替をするように設定していますが、この状態で連携予測変換機能をオンにして全角文字入力・かな漢字変換を行った後で、そのまま半角入力に切り替えると、連携予測候補窓の表示が残ったままになってしまいます。もちろん半角入力状態でFEPはオフになっているので、このままでは窓を消すことができません。
また、半角英数字を入力後に、全角入力に切り替えると、カーソルが半角入力をする前の、前回の全角変換後の位置に戻って(飛んで)しまいます。最初、カーソルが勝手に飛ぶのでびっくりしてしまいました。
こうならないようにするためには、半角入力に切り替える前に、Enterや矢印、BSなどの文字以外のキーを押して、連携予測候補窓を消す必要があるようです。
半角英数字を入力することがしょっちゅうあるため、この(3)が一番うっとうしい点で、これで入力のテンポが落ちてしまうのが最大の難点です。

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